はじめに
前回の記事では、Pythonの基本概念とデータ型について学びました。今回は、より実践的な応用とファイル入出力について取り上げます。
1. モジュールとライブラリ
Pythonでは、標準ライブラリに含まれるモジュールや外部のライブラリを使うことで、便利な機能を手軽に利用できます。
1.1 モジュールのインポート
モジュールはimport
文を使ってインポートします。
# モジュールのインポート例
import math
# モジュールの利用
print(math.sqrt(16)) # 出力: 4.0
1.2 ライブラリのインストール
外部のライブラリはpip
コマンドを使ってインストールします。
pip install ライブラリ名
2. ファイル入出力
2.1 ファイルの読み込み
Pythonでは、ファイルを読み込むためにopen()
関数を使用します。
# ファイルの読み込み
with open("sample.txt", "r") as file:
content = file.read()
print(content)
2.2 ファイルの書き込み
ファイルに書き込む場合もopen()
関数を使用しますが、モードを"w"
または"a"
とします。
# ファイルの書き込み
with open("output.txt", "w") as file:
file.write("Hello, Python!")
3. 応用例:CSVファイルの処理
CSV(Comma Separated Values)は、データをコンマやタブなどの区切り文字で区切って記録するファイル形式です。Pythonを使ってCSVファイルを処理する方法を学びましょう。
# CSVファイルの読み込みとデータの表示
import csv
with open("data.csv", "r", newline="") as csvfile:
reader = csv.reader(csvfile)
for row in reader:
print(row)
まとめ
Pythonの応用とファイル入出力について学びました。モジュールとライブラリの活用やファイルの読み書きによって、より実用的なプログラムの作成が可能になります。次回は関数の高度な使い方とオブジェクト指向プログラミングについて詳しく解説しますので、お楽しみに!
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